CAUTION!   障害者のための防災マニュアル 2005
 
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障害者のための防災マニュアル > 避難所での生活/復興に向けて > 避難所とはどんなところか > 避難所とは
1.「災害」が起きる前に日ごろから
●災害に強い「暮らし」を考える
・みんなで話し合いましょう
・地域との交流を図りましょう
・住まいの安全を点検しましょう
・部屋の安全を点検しましょう
●避難経路を計画しておこう
・避難経路図の作成例
●あると便利!「緊急連絡カード」
●非常持ち出し品(備蓄品)

2.「災害」が起きた!その瞬間から
●家にいて被災した場合
・身を守る
・待機する
・避難する
・助けを呼ぶ
・安否確認
●外出時に被災した場合
・身を守る
・待機する
・避難する
・助けを呼ぶ
●透析など内部障害で
       治療中被災した場合

3.避難所での生活
●避難所とはどんなところか
・避難所とは
・第二避難所
  [二次避難所指定の申請]
・その他の避難所
●避難所生活を乗り切るために
・避難所についたら
・障害別避難所生活のポイント

避難所での生活/復興に向けて ●避難所生活を乗り切るために

障害別避難所生活のポイント

〈肢体不自由のある人は〉

POINT-1
受付を済ませたら、まずトイレを確認し、使用できない場合はスタッフに申し出ましょう。

POINT-2
対応が困難な場合には、二次避難所など使用可能なトイレがあると思われる避難所への移送を依頼しましょう。

POINT-3
介助が必要な方は、受付時に申し出てヘルパーを手配してもらいましょう。

POINT-4
「じょくそう」の心配のある人は、マットを用意してもらうなど、自分の体を守る努力をしましょう。


〈聴覚障害のある人は〉

POINT-1
受付に耳が聞こえないことを、申し出ましょう。手話通訳や、要約筆記など、必要な援助を求めましょう。

POINT-2
「耳のシンボルマーク」などを付けましょう。


〈視覚障害のある人は〉

POINT-1
ガイドヘルパーなど必要な援助を求めましょう。

POINT-2
てすりなどの物理的手がかりを得やすい場所で過ごせるよう、相談しましょう。

POINT-3
できるだけトイレに近い場所の壁際などにスペースを設けてもらいましょう。

POINT-4
屋外の仮設トイレを設置する場合は、手がかりを使って一人で行けるような場所に設置してもらいましょう。

POINT-5
連絡やお知らせは、紙に書いた文字以外の方法での提供を希望しましょう。

避難所のスタッフは、全員が障害者について詳しいわけではありません。
自分の生活ニーズをハッキリと伝え、体の安全を確保しましょう。


〈心臓に障害のある人〉

POINT-1
いつもと違う症状が出た時は、医療救護所に早めに相談しましょう。

【症状例】
○皮膚が冷たくなり、冷や汗が出る
○不安・不穏が強くなり、大きいあくびが出る
○体がだるい
○尿の量が減ってきた
○むくみがある
○脈拍が早速く弱い、脈が乱れている
○動悸がする、息が苦しい
○胸が締めつけられる、胸痛がある

POINT-2
心身の安静が保てるような場所を確保してもらい、医療救護所に必要な介護・援助を求めましょう。


〈呼吸器に障害のある人〉

POINT-1
医療救護所に相談し、酸素供給機関に連絡してもらいましょう。

POINT-2
病状によっては医療機関や二次避難所に移送してもらいましょう。

POINT-3
感染症、心不全症状や、合併症の悪化が見られる場合は早急に医療機関に移送してもらいましょう。

POINT-4
避難所生活を続ける場合は、清潔や保温、心身の休養がとれ、酸素療法が可能な障害者スペースを用意してもらいましょう。


〈腎臓に障害のある人〉

POINT-1
医療救護所へ自分の心身状態について相談に行きましょう。

POINT-2
透析が必要な場合には、医療機関の確保と移送の手配をしてもらいましょう。

POINT-3
透析までに余裕があっても、病状が悪化している場合には、医療機関の確保と移送の手配をしてもらいましょう。

POINT-4
透析までに余裕があって、病状も安定している場合には、二次避難所への移送の手配をしてもらいましょう。

POINT-5
スタッフに相談し、安静が保てる環境を整えてもらいましょう。

POINT-6
腹膜透析をしている人は、透析を行うための清潔で安静が保てるスペースを用意してもらいましょう。

POINT-7
食事制限(カリウムなど)がある場合は、医療救護所へ相談しましょう。


〈膀胱・直腸に障害のある人〉

POINT-1
医療救護所へ自分の心身状態やストマ装具の確保について相談に行きましょう。

POINT-2
医療的ケアが必要な場合には、医療機関の確保と移送の手配をしてもらいましょう。

POINT-3
病状が安定しており、ストマ管理も自分や家族でできる場合でも、環境に不安がある場合は二次避難所への移送も可能です。

POINT-4
ストマケアのための個室かスペースを用意してもらいましょう。

POINT-5
トイレの使用や入浴については、スタッフに相談しましょう。

POINT-6
排泄管理、食事、水分管理について不安な時は、スタッフに相談しましょう。


〈知的障害のある人の家族、援助者は〉

POINT-1
受付で、防災手帳や緊急連絡カードを提示できない場合は、持ち物内に身分証明書やメッセージがないか、本人と一緒に確認して下さい。

POINT-2
慣れない生活で昼夜が逆転したり、興奮状態に陥ることがありますが、その場合は医療救護所に相談し、専門医につないでもらいましょう。

POINT-3
顔見知りの人や仲間と同じエリアに生活できるよう、スタッフに依頼しましょう。

POINT-4
避難所に適応できない状況が見られた場合には、二次避難所への移送の相談をしましょう。

POINT-5
避難所での過ごし方を絵や短い文に書いて、本人と一緒に確認しましょう

【例】
○大声を出さない
○夜は静かに過ごす
○困ったことは家族やスタッフに相談する
○約束事を守る

POINT-6
家族だけで対応せず、相談窓口や医療救護所に相談しましょう。


〈精神障害のある人は〉

〈服薬について〉
POINT-1
毎日服用している薬は忘れずに飲みましょう。どの薬をいつ飲んでいいか分からなくなった時は、家族や医療救護所に相談しましょう。

〈服薬について〉
POINT-2
デポ剤などを筋肉注射している人は、忘れずに決められた期間に注射を受けましょう。

〈服薬について〉
POINT-3
緊急に処方してもらった薬が普段飲んでいるものと違っている時は、医師や薬剤師に相談しましょう。

〈服薬について〉
POINT-4
飲んでいる薬が分からない場合は、医療救護所に相談してかかりつけ医に連絡してもらいましょう。

〈生活上の配慮〉
POINT-5
避難所生活では、自分の体調や心の調子に気を配りましょう。体調が悪くなくても、眠れない時は早めに睡眠薬を飲みましょう。

〈生活上の配慮〉
POINT-6
疲れや不安が強くなった時は、医療救護所を通じて精神科医に診察してもらえるよう相談しましょう。

〈生活上の配慮〉
POINT-7
落ち込み、イライラ、不安、幻覚症状などが出た場合、症状にあった追加薬を持っているときは、早めに服用しましょう。

〈生活上の配慮〉
POINT-8
追加薬を持っていない時は、すぐに医療救護所に相談しましょう。

〈落ち込んで何もする気が起きない時〉
POINT-9
時間がたてば必ず状況は変わるので待ちましょう。重要な決定を急がないことが大切です。

〈落ち込んで何もする気が起きない時〉
POINT-10
重要な決定を急がないことが大切です。

〈落ち込んで何もする気が起きない時〉
POINT-11
避難所が落ち着かず心が休まらない時は、早めに精神科医の診察を受け、一時的に入院して休むことも考えましょう。

〈いつもより調子が良い時〉
(興奮したり落ち着かない時も)
POINT-12
現在は調子が良くても、後で疲れが出ることがあるので7〜8割の力で毎日行動しましょう。

〈いつもより調子が良い時〉
(興奮したり落ち着かない時も)
POINT-13
このような状況が続く時は、早めに精神科医の診察を受け一時的に入院して休むことも考えましょう。

〈精神科医に診察を受けた時〉
POINT-14
自分が普段飲んでいる薬の内容などが伝えにくい場合は、防災手帳や緊急連絡ノートを見せるなどしましょう。

〈精神科医に診察を受けた時〉
POINT-15
いつからどのような症状なのか、睡眠薬などの追加薬を飲んだなど、事実を詳しく伝えましょう

【例】
「昨日から、壊れた家のことを考えると起きるのがつらいほどの落ち込みが続いている」

「将来のことを考えて、イライラして眠れない」